2020年8月17日月曜日

海沿い風呂 南三陸ホテル観洋

 宮城県の女川よりさらに北に位置する南三陸町に素敵なホテルがあります。

https://www.mkanyo.jp/

先の東日本大震災で津波の直撃を階下まで受けたり,同じく津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町の住民を受け入れていた歴史のあるホテルです。ということで海沿いに面していて,現在地盤の嵩上げが進んで復興のシンボルとなっている南三陸さんさん商店街からも車ですぐの立地です。これで横を通る気仙沼線BRTに停留所ができるといいんですけどね。


ホテル自体はいわゆる海沿いの観光ホテルです。ハトヤみたいなね。大きな宴会場もあるしラウンジもあれば土産物屋もある。

食事はグレードに応じてホテル内の宴会場かレストランで食べるタイプ。どんなプランの夕食でもアワビの丸焼きが出たりします。



(ソーシャルディスタンスで客席間が空いています)

で,ここのお風呂がいいんです。
公式ホームページに風呂のストリートビューが載っているので見ていただきたいのですが,
海に面した岩場に露天風呂が点在して,志津川湾を一望できるんですな。
なお,ホームページには記載がないのですが,毎週水曜日に男湯と女湯を入れ替えるイベントがあります。だから水曜に泊まると当日は男湯,翌朝は女湯に入ることができます。実はここ,女湯の方が広さ・露天風呂の数とも上回ってて(!)。そのため平日に泊まることができるのであれば水曜泊がイチオシでおすすめです。

バイクツーリングで立ち寄るもよし,厳冬期であれば仙台駅から無料送迎バスもあるので海の幸目当てに新幹線で行って帰り道はBRT乗るのもいいかもしれません。

ただし,ちょっとだけ注文をつけたいところもあります。
宮城・岩手の三陸エリアのなかではここと浄土ヶ浜パークホテルが評価が高く,じっさい公式ホームページでも早々に予約が埋まる宿です。宿泊料金もそれなりではあるんですけど,たとえば客室の畳のヘリが擦れていたりとかちょっとインフラ面のメンテナンスが行き届いていない印象はあります。客室には完備されているにもかかわらず大浴場のトイレに温水洗浄便座がないとか館内のwi-fiが途切れがちとかね。震災の語り部として被害を伝えていく企業姿勢はよいと思いますが,本業も大事に,ね。

屋根なし駐車場あり

タオルあり(宿泊の場合)

カード可

タトゥーNG



山の風呂 亀山温泉 湖水亭嵯峨和

 コロナによるステイホームと猛暑でみんな息していますか?マスク辛くない?


https://www.sagawa-kameyama.com/


近年のバイク雑誌でツーリング記事が載ると,結構な割合で房総半島を取り上げることが多くなっています。かく言う自分も房総半島に走りに行くことが結構ありまして。

房総がいいのが,東京からの程よい距離感。京葉道路でもアクアラインでも久里浜からフェリーでも行けますし,海沿いは風光明媚だわ海の幸で腹一杯になるわインスタ映えする桟橋やら浅瀬やらなんやかや。オフ車であれば林道が楽しめたりとルートの多様性があったり,などなど。週末ツーリングの帰京時のアクアライン渋滞が煩わしいことを除いては近場のツーリング先としてポイントの高いエリアではないかと思ってます。

高速道路派の方には季節の制限はあるもののETCによる周遊プランもあったりします。

https://www.driveplaza.com/etc/drawari/2020_touring/

(ただし関東エリアはコロナ禍により発売見合わせです。残念)


途中で風呂に入りたいというとき,房総はちょっとお風呂のラインナップが貧弱だったりします。ホテル三日月のようなテーマパーク系や部屋に露天風呂付きなお高級系隠れ家旅館は散見されるのですが,前回アップした湯楽の里のような広い風呂で,景色の良いところってあまり多くないんです。休暇村館山は入浴時間に制限があったり,近隣にある里見の湯は空しか見えない露天風呂くらいしかないという。

そんな中で,内陸部に目を向けると良さげなところがいくつか出てきます。

旅客機で羽田に着陸するために房総半島を横断すると眼下に広がるのはゴルフ場ばっかりであっという間に景色が飛び去るのですが,実際に路上を走ると走り甲斐のある距離で,養老渓谷に近い亀山湖(人造湖)を見下ろすところに建つ湖水亭嵯峨和はぜひおすすめしたい風呂の一つです。

都内からのアクセスはアクアライン経由であればアクア連絡道からの圏央道木更津東IC降りて右折してR410を進んでいくだけとお手軽。京葉・東関道ルートであれば館山道姉崎袖ヶ浦ICから同じくR410。近年新道への切り替え工事を進めているためにオンラインのナビゲーション以外では道をロストする可能性があるので要注意です…とんでもない田舎道を案内されてマジか?って戸惑うこともあり。

(なんか昔のユースホステルっぽい佇まいがなかなか)


小規模な旅館ではあるのですが,外来からのランチが楽しめたり,日帰り入浴もあります。

なんと外来からのランチを頂くと日帰り入浴が無料!(入湯税のみかかります)という太っ腹。

日替わりで亀山湖を見下ろす眺めのよい露天風呂(日替わりで男女入替)が楽しめます。

お風呂画像はこちらから。

風呂上がりにジビエ料理をいただくもよし(調理に時間がかかるので注文してから風呂に入るとベターです),地元産のそばを頂くもよし,ちょっとした何にもしない系日帰りリゾートとしてどうぞ。



屋根なし駐車場あり(非舗装)

タオル要持参

カード(たぶん)不可

タトゥーOK

2020年7月17日金曜日

海沿い風呂 JFA夢フィールド 幕張温泉 湯楽の里


湯楽の里系列であたらしい海沿い露天風呂ができました。

https://www.yurakirari.com/makuhari/

湯楽の里で海沿いにあるのは,筆者がこよなく愛する湯楽の里 日立
https://quegspa.blogspot.com/2017/02/blog-post_6.html
そして横須賀の馬堀海岸にある湯楽の里 横須賀
https://quegspa.blogspot.com/2018/02/blog-post_15.html
上記に加えて今回オープンの幕張です。

特記事項としては,おそらく都内から最も近い海沿い露天ではないかと。
ちなみにGoogleMapsで東京都城北エリアにある自宅からの距離を計算しますと,
日立:142km
横須賀:84km
幕張:40km
行き方も簡単で,首都高から京葉道路に出て,武石ICで降りたら右折,総武線,京葉線をくぐり,幕張メッセに行く際に見覚えのある景色を見ながら海へ一直線。突き当りを左折して次の信号を右折とこれまた簡単。
(首都高湾岸線や湾岸道路でもいいんですけど,中途半端に遠さ感が出るのと一般道の湾岸道路は日中慢性的に混んでいるのでおすすめしかねます)
駐車場は200台以上のキャパがありますが,バイク用の駐輪場が少ないのと屋根がないのがちょっと減点ポイント。
ちなみに電車派の方には海浜幕張駅からの無料シャトルバスが出ているようです。
(オープン2日目にお邪魔したので結構混雑していました)
施設の名称から勝手に想像していることなのですが,ここはJFA(日本サッカー協会)とのJVで運営しているのではないかと思います。そのため,一般的な湯楽の里と仕立ての違うところが結構あります。建物の外壁は鉄骨ALC張りで,後述する露天風呂もフロア上に嵩上げモジュールを置く形で構築されていて,ひょっとしたら一定期間経過後に原状復帰か解体して撤収する前提なんじゃないのかな,とか。

店内に入ってみるとクッションフロア張りのきれいな店内です。
(そりゃオープン2日目だから当たり前ですが)
大きな窓からカウチ越しに海を眺めることのできる休憩場もあります。

気が利いているなと思ったのは,上記カウチスペースやお食事処の客席に携帯充電用のUSBソケットが完備されていること。
ただ,惜しむらくはSoftBank / Y! mobile は電波状況が弱め(3Gに落ちる)こと。館内wi-fiもあるのですが利用客が多いせいか接続されてもほとんどデータが流れない状況のため,ソフバンユーザはご注意を。

で,露天風呂。
(公式ホームページより)
フロアに露天風呂を2つ置いたようなイメージです。壁際に植木のプランターがあるので湯船の先が水平線になるいわゆるインフィニット浴槽ではないのが少々残念なポイントではありますが,それでも海を一望できる開放感はなかなかです。ちなみに露天風呂からはスカイツリーに東京ゲートブリッジまで視認できます。好天であれば海ほたるまで見えるかも。ちなみに天然温泉を謳っています。海沿いを掘っているのでお察しの通りの塩化物泉。

食事処は湯楽の里スタンダードな作り。品揃えも概ね同様です。

オープン当初の混雑がある程度落ち着いてからの方がよいとは思われます。
東京から近いこともあり,休日にちょっと遅く起きたけど風呂行くかー,って使い方であればなかなかいいのではないかと思います。
ただ,オートバイや車でドライブがてら行くのであれば,目的地が近すぎるのと途中に見るべきものがないのでちょっと物足りないかもしれません。

屋根なしバイク駐輪場あり(キャパ小)
タオルレンタルなし(脱衣場に自販機あり)
カード使用可
タトゥー☓